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刈萱堂の火祭り

2010年10月10日に行った祖父江の長命山刈萱堂での「火渡り」の行事を紹介。

 

私の父親が以前は毎年参加していたという、刈萱堂で行われる「採燈大護摩供 」という行事に、父親の代参で行ってくるように言われ、この年の10月は中国浙江省の山村、東坑村で行われる「火祭り」を見に行くことにしていたので、先に日本の火渡りをみておくのもいいだろうと、でかけた次第。

 

すばらしい秋晴れに恵まれ、こうした行事に参加するのは初めてのことで、興味深く観察した。

 

こうした行事では、「般若心経」を読むものらしい。

火渡りの行事の前に、修験者の問答があり、修験道とはどういうものかがわかる。

矢と剣によって、その場のお祓いが行われる。

 

そして火がつけられ、火渡りに進む。

 

帰りのおみやげに湯飲みをいただけるが、私は、父親が以前いただいてきたものを愛用していて、それには、「長寿の心得」というのが書かれている。

 

「人生は六十から

七十才でお迎えの来た時は、只今留守と言へ

八十才でお迎えの来た時は、まだまだ早いと言へ

九十才でお迎えの来た時は、そう急がずともよいと言へ

百才でお迎えの来た時は、頃を見て、こちらから、ボツボツ行くと言へ」

 

私も、人生これからだ。